これまでメイドカフェに行ったことがない人は、次のように思っているかもしれません。
「一人で行っても大丈夫?」
「メイドさんや他のお客さんに変に思われない?」
「誰かを誘うのは恥ずかしい、しかし一人なのも心細い」
このように、メイドカフェに一人で行くことについて不安を感じる方もいるかもしれません。
実際、一人でも十分楽しめる場所です。
筆者自身も、メイドカフェによく一人で入店しています。これまでの体験上なにも問題ありませんでした。
そこで本記事では、メイドカフェに一人でも大丈夫な理由やなにも気にする必要がないことについて紹介していきたいと思っています。
メイドカフェには一人で行く方がメリットが多い
メイドカフェにひとりで訪れることは、おかしなことではありません。メイドカフェは友人やグループで行くことが一般的だと思っている人が多いかもしれませんが、一人で訪れるお客さんもたくさんいます。
また、筆者自身が訪問した経験ですと、むしろ一人で来る人の方が多い印象です。もちろん、カップルや友達、会社の人などと一緒に来ている人もいます。中には外国人と同伴の人も(筆者もこれ、体験あります)。
一人で訪問できる大きなメリットは、自分のペースで時間を過ごすことができる点です。
なので、思い切って一度行ってみてもいいのではないでしょうか。
また、一人の人にもキャストさんが丁寧に対応してくれることも。ただ、混雑時は難しいケースもあります。
一人で訪問していることで、自分だけの時間を楽しみたい方にはぴったりです。メイドさんとのコミュニケーションや、ゆっくりと食事や飲み物を楽しめます。これほどぜいたくなひとときはありません。
かわいいメイドさんと少しでも長く話したい、時間を共有したい人は、やっぱり一人で来るのがおすすめですよ。
メイドさんとスムーズに会話するには
繰り返しになりますが、一人でメイドカフェに訪れても楽しむことができます。
メイドさんとお客さんの間で自然に会話が生まれ、共通の話題を見つけることも。このタイミングで、コミュニケーションを深めるのがおすすめです。
なりたてのメイドさんを除けば、基本的にコミュニケーションに慣れているキャストさんは多いです。もし自分が「アニメ好き」なことを共有すれば、「実は私も好きなんです」「え、どんな作品を見るのですか?」「アニメいいですよね」など、返してくれるはずです。
もし秋葉原の店舗に訪れる場合、アニメの聖地なので「アニメの話題」は通じやすいでしょう。
店舗のホームページには、そのキャストさんのプロフィールが載っていることが多いです。好きなものや趣味を見て、そのメイドさんのお気に入りのものに合わせた話もおすすめです。
メイドさんに限らず、自分が好きなものについて話すと気分がよくなり、快適にコミュニケーションが取れるはずです。
また、一人で来たからこそ、他のグループと比べて静かに過ごすことができ、メイドさんと濃い会話を楽しむ時間を作りやすくなります。もちろん他人と一緒に来ても有意義な時間を過ごせますが、会話をする人が分散するため、一人の時と比べると深いコミュニケーションは取りにくくなります。
そして、メイドカフェにはさまざまなシステムやサービスが。
予めメニューを確認し、どのサービスを楽しみたいか考えておくのがおすすめです。ひとりで訪れる際には、他のお客さんと違った楽しみ方ができることもあり、濃密な時間を過ごすことができます。
メニューに書かれたオプションサービスを見て、必要に応じてサービスを楽しめます。チェキの撮影やくじなど。
中にはメイドカフェに一人で行くのは勇気がいる人もかもしれません。
一度行ってみると平気になり、またメイドカフェの魅力に気づくことができるはずです。
キャストさんは、初めての一人客にも親切です。一人でも全く問題ないため、ぜひ一度足を運んでみてください。
メイドカフェでの注意点
メイドカフェを訪れる際に気をつけたい点もいくつかあります。
例えば、周囲のグループと違い、一人で静かに過ごすことが多くなります。そのため、あまり過剰にメイドさんに頼んだり、他のお客さんの迷惑にならないよう配慮するようにしましょう(よほど変な人でない限りはしないと思いますが)。
メイドさんは丁寧に対応してくれますが、過度な要求はしないように。お互い、店内で気持ちよく過ごせるよう心がけることが大切です。
また、キャストさんの待ち伏せもしないようにしましょう。あくまでもメイドさんとお客さんは、お店の人とお客さんの関係でしかありません。推すのは問題ありませんが、友情・恋愛感情まで持つことがないようにしてください。
最悪の場合、迷惑行為、継続すればストーカー行為とされ、出禁になってもおかしくありません。キャストさんに付きまとう行為は絶対にNGです。
その他、キャストさんや他のお客さんが写る場合は、撮影はしないようにしましょう。おそらくすべての店舗で、キャストさんや他のお客さんを撮影するのは禁止されています。ただし、店内を撮影するのは問題がない店舗も(キャストさんやお客さんが写っていない場合)。
不快な気持ちにならないためにも、ルールはきちんと守って過ごしましょう。
筆者が一人でメイドカフェに行って、実際はどうだったのか?
メイドカフェは、一般的な他の店舗と異なり、ユニークな雰囲気とサービスが特徴です。
メイド服を着たキャストさんが、お客さん一人ひとりに丁寧に接客し、訪れる人々に特別な体験を提供させてくれます。実際、筆者が一人でメイドカフェに行って感じたことをこれから共有していこうと思います。
まず、メイドカフェは、リラックスした雰囲気が漂います。かわいいメイドさんが癒してくれるのはもちろん、店内のかわいい内装も心をほっこりさせるのかもしれません。
また、メイドさんは一人ひとりのお客さんに丁寧に接客。ひとりで来るお客さんや友達と来店する人、それぞれその人に適切なサービスを提供します。筆者は、メイドさんと会話を楽しむ、好きな料理・ドリンクを注文、チェキを一緒に撮影するといった体験があります。さまざまな体験を味わうことができ、有意義な時間になるのは間違いありません。
メイドさんは笑顔で対応してくれるので、かわいい姿に癒され、キュンキュンしてしまう人もいるでしょう。
さらに、筆者のメイドカフェのユニークな体験談をより詳しく紹介したいと思います。おそらく、この体験談を見れば「自分でも問題なく一人で行けるのでは」と勝手に勇気がでる内容かもしれません。
女装してメイドカフェに訪問
見出しを見て「えっ!」と思った人もいるかもしれません。実際、筆者は女装してメイドカフェに行った経験を持っています。
中には「よく女装してメイドカフェに行けるなあ。すごい勇気」「メイドさんに変に思われなかった?」「ここまでする?」と思った人もいるでしょう。それでは、詳しい体験談を紹介していきますね。
筆者は女装をして「めいどりーみん(新宿店)」というメイドカフェを訪れました。訪問時には、メイドさんから「お嬢様」と呼ばれることを期待。外見は女性に見えるので、「お嬢様」と呼ばれるのではないかと思っていました。
しかし、実際は…
「ご主人様」
と呼ばれましたね。
この時、筆者は一切声を出していません。期待に反して、メイドさんに「男性」と認識されてしまいました。
この記事を読んでいる皆さんは「なぜ?」「声を出していないのにどうして?」と疑問に思っていることでしょう。
女装していたにもかかわらず「ご主人様」と呼ばれた理由は、「アプリを提示して顧客情報をメイドさんが確認したため」です。
もちろんですが、筆者はアプリ上で性別は「男性」と登録しています。
それで、メイドさんも筆者を「男性」だと分かったのでしょう。この時、女装していることは一切質問されなかったですよ。
その後、メイドさんは空いている席まで案内。通常通り、メイドカフェで有意義なひとときを過ごしました。
この時、筆者はメイドさんとコミュニケーションを取りました。平日の日中でしたので、お客さんは少なく、メイドさんと一緒に過ごす時間は長い方でした。
話した内容は「東京に来た理由や筆者の出身地、めいどりーみんによく訪れるかどうか、推しのキャストさんなど」です。やはり女装に関して突っ込まれることはなかったです。
メイドさんは特に気を遣っている様子もなく、無関心という雰囲気でもなかったです。なにか配慮があったのかもしれません。
退店に近づいた時、あるメイドさんに筆者は、「とてもかわいいお洋服ですね!」と褒められ嬉しく感じたのは覚えています。女装していたにも関わらず、誠実に対応してくれたメイドさんには感謝の気持ちでいっぱいでした。
メイドさんは寛大な心を持っているため、安心して入店できます。
女装男子にもやさしいメイドさん。一人で来るお客さんにも寛容なので、なにも恐れることはありません。筆者は、女装して訪問しただけで勇気がいり、それでもできたのだから、みなさんも一人で入れないことはないですよ。ぜひ気になる方は、メイドカフェに訪問してみてください。
外国人と一緒に訪問
外国人と一緒にメイドカフェに行った体験談も共有しますね。
外国人って、「どこの国の人」って思ったかもしれません。
彼の国は、「ベラルーシ」です。日本人には馴染みが薄い国なので、はじめて聞いた人もいるでしょう。この国は、東ヨーロッパにある国で、北にはリトアニア、東にはロシア、西はポーランド、南にはウクライナに隣接した内陸国です。
筆者は普段なかなか出会うことがない国の人とSNSで知り合い、秋葉原で実際に会うことにメイドカフェ(めいどりーみん、アイドル通り店)に行くことに。
彼の母語はロシア語です。そのため、コミュニケーションに支障がありました。メイドさんは彼に対して英語で対応しましたが、彼は十分に理解できず、結果として筆者が通訳をすることに。
今回筆者が通訳をしましたが、日本語・英語・中国語・韓国語が通じない外国人の来店者には翻訳機やジェスチャーを活用しているようです。
※筆者は英語とロシア語の両方を話せます
それでも、ベラルーシ人の彼は社交的で、積極的にメイドさんとの会話を楽しんでいました。彼は日本語が少し理解できたため、簡単な会話や日本でやりたいことを共有していて、楽しい時間を過ごしているようでした。
親身になって対応しているメイドさん。筆者は「やはり接客のプロだ」と感心しました。
まとめ
ここまで話してきたように、メイドカフェに一人で訪れることに不安を感じる方も多いかもしれません。
実際には一人でも十分に楽しめる場所です。筆者自身も一人での来店経験があり、問題なく快適に過ごすことができました。
一人で訪れるメリットとして、自分のペースで時間を過ごせることや、メイドさんとの深いコミュニケーションが可能な点があげられます。また、メイドカフェは寛容な雰囲気があり、初めての客にも丁寧に対応してくれます。
さらに、外国人との訪問体験や女装での訪問など、多様な体験談を通じて、一人での訪問がいかに楽しいかつ安心できるかを紹介しました。メイドカフェでは、自分だけの時間をゆっくりと楽しめるほか、メニューやサービスも充実し、リラックスしたひとときを過ごせます。
また、チェキやダンスを楽しめる店舗も。
メイドさんは親切な対応をしてくれるため、初めてでも安心して訪れることができます。メイドカフェは誰でも気軽に楽しめる場所なので、一人でぜひ一度訪問してみてください。
<略歴>
秋葉原の大手メイドカフェにて2008~2021年までトップクラスである「プレミアムメイド」として従事。
同カフェのマニュアル作りや新規イベント企画、グッズ制作、新人教育にも携わる。
2018年からはメイドカフェ業務と並行して、浅井企画にて放送作家としてのキャリアもスタート。
「めざましテレビ」 「ヒルナンデス」「仮面女子のワンチャン叶うんじゃね?!」「首都圏SP」 等、多数を手がけた実績がある。
現在はメイド歴16年という豊富な経験から、「メイドの先生」としてSNSを通じて全国のメイド・コンカフェキャストを志望する女性を支える活動を行っている。
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