『からす』と『ねこ』
ゴミ捨て場をナワバリとする動物たちと掛けているんですね〜。
このゴミ捨て場の決戦って呼んでいる試合は、春高バレーが舞台です。
そのため、当然ですが、負けた方のチームはその時点で敗退です。
勝ち続ける=より長く大好きなバレーが出来る
というロジックで主人公日向翔陽は活躍してきましたが、今回の対音駒戦では少し違う目的が生まれています。
自分の為に戦っていた日向が、他人に目的を求めるようになる。
うおーーん成長したねえ日向ぁ。
その結果、この試合では『日向が』『日向の』が目立つ演出ではなく、烏野高校として、音駒高校として、と視野の広い演出が可能となっています。
もう一回が無い試合(出:予告)をテーマとしてしまうとどうしても、負けたら次がない、負けて悔しい悲しい、とマイナスな感情が想起されますが、さすがエンタメ、彼らが如何に楽しんでいるか、如何に観客が興奮させられる試合が行われているか、それがふんだんな技術で誘導され観る人を深く魅了します。
サッカーの試合でファン以外でも熱狂できるのは何故か。テレビのドキュメンタリーで知らない高校の知らない部活の活動を応援できるのは何故か。
その当事者たちからの感情の伝播が、この映画でも起こります。
たかがアニメ映画じゃない。
ただ「作画が良い」だけの感想を生ませない。
アニメーション映画で、フィクションを実写にできます。
それを突きつけられたように感じましたねぇ。
以上が、ざっくりとした説明&みほろの感想ですかね?でした。
ちなみに私は音駒高校の夜久衛輔くんを推させていただいております。
当日にIMAXで観に行ったのですが、開始10分かなぁ、早々に泣き始めていました。
小さな感情の芽でも揺さぶられてしまう、素晴らしい映画です……。
どうだろう、少しでも観に行ってみたいなって思ってくれる人間さんが増えてくれると嬉しいです。もちろん、マギアロイドちゃんたちも。
このまま音響、演出、作画、などなどの感想も書きたいところではあるんですけれど、初めて観るよの方には初めて観た時の貴重な感想を大事にして欲しいので、次回に分けますね!
ここまで読んで下さりありがとうございました。お送りしたのは、秋葉原店みほろでした〜🌹