人間さんこんにちは!ふゆです
西の魔女が死んだ
という本を読んで、なんだか誰かにお話したい気持ちになったのでここに書きます!
また怒涛の感想文になりそうなのでブログ更新ツイートはしません❕
なのでここにたどり着いた人間さん、かなりおもしろい やっほー!見てるーーー??⚆.̮⚆
早速、簡単なあらすじをかきます!
中学に上がりたてのまいが、学校に馴染めず1ヶ月ほどで登校拒否になってしまうんですね
それを母親に打ち明けたところ、登校拒否をしている理由は聞かずに一旦休養をとる意味合いで、少しだけ離れた土地にある"おばあちゃん"のお家で1ヶ月ほど2人で生活をする
というお話です!
このお話の大部分には、おばあちゃんとまいの穏やかで綺麗な、あたたかい生活!
がかかれていました!
現代社会とは少し離れた、今の私たちからしてしまえば(未来に住む私からしたらもっと) 非現実的 とも言える生活ですね
所謂 "ていねいな暮らし"⊂( ^-^)⊃
でもご主人様お嬢様の中にもいるのかな?
朝6時には起床して、お庭の野いちごを収穫してジャムを作ったり、草木の名前を当たり前のように知っていたり
日が沈む頃には、ぐつぐつと温もりのある音が台所から聞こえてきたり
おばあちゃんのあたたかみをひたすらに感じて、心が優しくなる描写がたくさんでした
まいの母親と父親は、現実主義で、きちんと現代社会を生きているひと という感じ
おばあちゃんは、なるがままに、穏やかに という感じ
なのでおばあちゃんの元で一緒に生活を送るということは、現代社会、特に多感な中学生(まい)が心を癒すには本当に最適な環境だったんだと思います
例えば、
母は、学校生活に馴染めないまいを他者に説明する時、「感受性が豊かで、扱いにくい。 生きづらいタイプよ。」と説明していましたが、
おばあちゃんは、
「感性が豊かな、自慢の孫。」
とまいに伝えていました
こういう比較描写が、"物は言いよう"という言葉を明確に表現しているなあと思いました
おばあちゃんはひたすらに前向きで、良くも悪くも目の前の出来事を都合よくとらえてました
⬆️ちょっとちくちくだしこれは私の感じ方だけど笑
その生き方が、おばあちゃんの穏やかさだったり包み込んでくれるような柔らかさを形成しているんだろうなと感じました
後半に、おばあちゃんのお家の近所に住む男がおばあちゃんの土地を荒らす描写があるのですが、
それに気付いたまいはひたすらにその男に対しての嫌悪をおばあちゃんに訴えます
ただ、男は言い訳がましく「竹の子を掘っていただけだ」と言うんですね
まいは、そんなの絶対に嘘 と言うけれど、おばあちゃんは「彼がそう言っていたのならば、そうなのでしょう。」 と諭すんですよね
他にも、
「あの家の犬がうちの鶏を殺した」
という訴えに対しても
「実際にその現場を見たわけでもないでしょ
う。 まいの言うことを否定するのではなく、過去のことをまた掘り下げて、まいが疲れてしまうのが嫌なのよ。」
と言っていて
このシーンが私はとても印象的でした!
みんなはさ、
正直、憶測とは言えどなんとなくで分かってしまう内情を、あえて明確に口にせず、
「不確定だからそうは言いきれないでしょう」
と言い返すことは大人だと思いますか????
これを大人の対応という人の意見も、
わざわざ気付いていないフリをして泳がせるということは相手のためにもならない
という人の意見も
全部がわかってしまって、自分の意見がまとまりませんでしたಠ_ಠ
自分がまいだったら、そう言うおばあちゃんに対して
「わざと騙されたふりをして、バカみたい」
とか思ってしまいそう(× × )
あたたかくて丁寧な生活をしている人は、
やっぱりそれなりの語彙だとか暮らしがあったり、
そのあたたかさ、丁寧さを人に分け与えられる"余裕"があるなあと
考えさせられました
物語の終盤、まいだけではなく
まいの母親、近所の男、など
様々な人物がおばあちゃんに向けていた感情が露になる場面があるのですが
人がいなくなる時にその周りが見せる反応であったり、見える感情が、その人がいなくなるまでに周りに与えていたモノの全てなのだと思いました
ここの文、良すぎるので共有
(好きな文に印引くきもいタイプのロイドで、すまん。)
自分が楽だと思う場所に向かう行為を逃げとせず、当たり前だと認めてくれる人が身近にいたら、絶対に救われますよね〜〜(× × )
大雑把に、簡単に説明するなら
穏やかな人間の、穏やかな価値観を形成する大部分を知ることができたり
人間の暮らしを如何に綺麗に彩ることが出来るか、日々の些細で小さな温もり
を改めて考えるきっかけをくれた小説でした
言いたいこととか何が良かったかを綺麗にまとめることが出来ない(× × )
ほぼ殴り書き文なので許してください
よかったら
西の魔女が死んだ
読んでみてください!
自分の生活だったり、言葉の使い方だったり、日常の美しさだったり、視点を改め直すことができる本だと思います🙂↕️